全国のメンテナンス猛者が集結!
『RISO TECHNICAL CHAMPIONSHIP』。

ーー前編に引き続き、おふたりにインタビューしていきます。なんでも〈理想科学工業〉では、『オルフィス』などのメンテナンスを競う大会をやっているそうですね?

有賀達也(以下、有賀):はい。その名も『RISO TECHNICAL CHAMPIONSHIP』! 『オルフィス』と『リソグラフ』のテクニカルサポートを行うCE(カスタマーエンジニア)としての専門知識、技術力、顧客対応力の向上を目的として、2004年から開催しています。〈金入〉さんからも、何度も全国大会に出場いただいています。全国大会に出場するのは本当に大変なんですよ。

ーーそんなに大変なんですか?

金入康二(以下、康二):地区予選会で筆記試験を受け、成績優秀者が実技試験へ進むことができます。その実技試験を勝ち抜いた人だけが全国大会に出場できるんです。

有賀:毎年、全国各地の販売店社員さん1800名近くがエントリーします。最終的には、9つの地区から、オルフィス部門・リソグラフ部門の部門別に代表が1名づつ選出され、特別枠として前回の優勝者を加えた、全国大会出場者はたったの20名ほどです!

ーー1800名のなかの20名ほど! それは狭すぎる門ですね。

有賀:その狭き門をくぐり抜け、〈金入〉さんも東北代表として全国大会に出場しているんです!

ーー東北代表! すごい!

康二:2021年、2022年の全国大会では、2年連続特別賞を受賞するなど、成績も残せています。今年の『RISO TECHNICAL CHAMPIONSHIP』も全国大会出場が決まりました! ぜひ応援してください!

『RISO TECHNICAL CHAMPIONSHIP 2022』全国大会の様子。2021年と2022年は全国10の会場をつないだオンラインにて開催された。

ーー全国大会ではどんな試験が行われるのでしょうか?

有賀:オルフィス部門とリソグラフ部門に分かれ、決められた時間内で機械のトラブルを解決する実技や筆記・提案の試験が、約半日かけて行われます。試験用に不具合がある状態に設定された機器を使い、訪問修理を想定した修繕作業が中心です。メンテナンスのスピードと正確さはもちろんですが、全国大会では提案能力も試されます。修理を行ったあとに、お客様の使用環境を把握して、より良い環境状況を考察します。そして、お客様に最適な提案を行ってもらいます。

ーーレベルの高い内容ですね……

有賀:正直、地方の販売店さんですと、都心部に比べてメンテナンスしている台数が少ないので、不利だと思うんです。それでも〈金入〉さんは、3年も全国大会連続出場を決めている。つまり、現場で困らないようにすぐに直せる体制を整えているということなんです。非常にすばらしい販売店さんだと思います!

康二:そんなに褒めても何も出ませんよ!

有賀:(笑)

印刷物だからこそ出せる
“エモさ”も魅力。

ーー実際に『オルフィス』が導入されたお客様からはどんな声が届いていますか?

康二:喜ばれている声ばかり届いています。具体的には「生産性があがった」という声が一番多いですかね。印刷に割いていた時間が、今までの半分以下で済みますから。

有賀:たかがプリンターと思って安いものを導入しても、結果として待ち時間というコストが増えることで、従業員の生産性も満足度も向上せず、残念な結果で終わってしまうこともあるかもしれません。

康二:営業をしていても、ただ「安い」だけでは、もうお客さんにも刺さらなくなってきていると感じています。いろんな業界・職種の人がいるなかで、『オルフィスGL』を導入することで、どんなふうに生産性が向上するのか? を意識してお話するようにしています。作業時間が短縮されることによって、改善されることはたくさんあるはず。

『オルフィスGL』で印刷・封かんされた健康診断結果の印刷サンプル。

康二:また、カラープリントはコミュニケーションツールとしても非常に効果が高いと思います。例えば、保育園の園だよりを、離れて暮らす祖父母に渡すととっても喜んでくれます。写真があんなにきれいに印刷されるなんて、読む側も嬉しいですし、安心感もありますよね。

有賀:あとは、ちょっと特殊な使い方かもしれませんが、新聞社さんで号外を出すときに、『オルフィスGL』を利用していることがあるそうです。スポーツの試合結果など、結果が出た時点で印刷を開始して、観客が帰る頃には印刷を終えて配布しているとか。

ーーすばやい情報共有にも最適ですね。

有賀:それだけではなく、やはり手元に残ることで「思い出」になりますよね。特に試合結果なんかは、ウェブサイトやSNSでももちろん見れますが、自分が観戦したという思い出として、持って帰ることができますし。

ーー紙には、Web媒体にはない安心感、趣深さ、郷愁……いわゆる「エモさ」があるんですね。

デモカーであなたのもとまで!
『オルフィスGL』で変える会社の働き方。

なんと〈理想科学工業〉には『オルフィス』を体験してもらうためのデモカーがあるのだそう! 有賀さんに金入本社まで乗ってきてもらいました。

中を覗かせてもらいましょう!

車の中には『オルフィス』を搭載。走ると充電されるバッテリーに繋がれており、車内でその性能を体感できちゃうんです!

通常であればショールームや貸出などで、性能を体感してもらうことが多いというプリンター。しかし、ショールームや貸出は、お客さん側にとって、試したら買わなければならないのではないか? という不安が生まれたり、取り付けの手間がかかったりと、試す側のハードルが高いのだそう。

一方で、デモカーは呼んだら会社の前まで来てくれるので、そもそもショールームに行く手間が省けます。さらに、すべてが車内で完結するので、建物内に取り付けを行う必要もなく、体験するハードルが一気に下がるのです!

有賀さんいわく、どこにでも行くそうです!

青森県八戸市の〈金入〉本社の前でも、

田んぼのなかでも、どこへでも行きます!!

業界・職種・部署によって、プリンターの使い方はさまざまです。各部門の人たちが、各々の視点で『オルフィス』の良さを体感してもらうことで、会社にとって本質的な検討ができると思います。

DX化がトレンドの現代社会において、ペーパーコミュニケーション分野は非常に厳しい時代をむかえているかもしれません。

しかしながら、紙がこの世からすべてなくなることはないと思います。むしろDX化が進む現代だからこそ、なかなかDX化が進まないものや、紙でなくてはならない場面があらわれてくるのではないでしょうか? 

そもそも、何のためのDX化なのでしょう。

作業効率の改善、情報共有の迅速さ……、目的は人それぞれ、企業それぞれです。ですが、一番大切なことは、現場で働くすべての人たちが、気持ちよく働けることなのだと思います。今感じている、言葉にできないほど小さな小さなフラストレーションでさえなくなるほどに。

「世界に類のないものを創る」

〈理想科学工業〉の開発ポリシーです。

紙だから、遅くてしょうがない?

いえ、紙だからこそ、速く、正確に。

〈理想科学工業〉の挑戦は、まだまだ続きます!

*1 オルフィスGL9730プレミアム/GL9730/GL9731の場合。A4普通紙横送り、標準設定連続プリント、GDフェイスダウン排紙トレイ使用時。オフィス用カラープリンターにおいて世界最速(データ・サプライ調べ:2022年8月現在)。

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理想科学工業株式会社

本社/東京都港区芝五丁目34番7号 田町センタービル

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海猫ふれんず

八戸市出身の女性3人による情報発信ユニット。八戸圏域へのUJIターンを目的とし、オンラインイベントの開催や八戸市の市民活動奨励金制度を活用したワークショップなどを開催。